マウスピース矯正とは、マウスピース型のカスタムメイド矯正装置を用いた矯正治療の事です。
商品名でいえばインビザライン、アソアライナー、キレイライン、ピュアライン、smile direct clubなど多くの種類があります。その中でも、インビザラインは現在、世界100か国以上の国々で提供され、これまでに900万人以上の患者様が治療を行ってきました。
マウスピース矯正の特徴・メリット
- 透明で目立ちにくく取り外し可能
- 矯正装置の違和感が少なく快適
- 歯を抜くことなく矯正できる場合がある
デメリット
- 治療可能な症例に制限がある
- 装着時間を守らないと治りません(20時間以上)
インビザラインと他のマウスピース矯正の違い
治療できる歯並びの範囲が大きく違います。
インビザラインには3つの治療プランがあります。
、その中のインビザライン・コンプリヘンシブパッケージは、奥歯を含めた治療が可能です。
歯並びによって歯の移動が大きい場合には治療期間も長くなり、費用も高くなります。しかし広範囲の歯並びの症状に適応した治療が可能です。
インビザライン治療で後悔しないために成功させるための条件
- 適切な検査と診断
- 適切なシミュレーション
- 正しい使用方法
- 分析による再製作
1、適切な検査と診断
インビザラインも他の矯正治療と同じように、魔法のように不思議と治るわけではありません。
矯正治療のうえで抜歯が必要であるにも関わらず、抜かずに治療ができるわけではありません。
移動距離の状態によって、抜かずにできる場合があります。それを状況把握することで適切に診断します。
2、適切なシミュレーション
矯正装置によって、歯を動かすうえで得意・不得意があるため、すべてをマウスピース矯正で治すのではなくて場合によっては、マルチブラケットによる針金矯正で調整する可能性があります。
3、正しい使用方法
針金式の矯正治療と違い、患者さん自身で取り外しができます。歯が磨きやすく矯正治療での虫歯のリスクは減りますが、装着時間が短ければ全く歯は動きません。
20時間以上は必須です。
そして、装着状態も重要です。マウスピースが浮いた状態で使用していると、ステップが進むにつれて歯とマウスピースのズレが大きくなってしまいます。
アラナーチューイという噛みこみ運動をすることによって、マウスピースの適合をアシストします。
4、分析による再製作
装着時間やフィット感のズレなどから、シミュレーション通りに最初から最後までいくことが簡単でないため、途中でズレがでた場合は作り変えが必要になります。定期的に主治医のチェックが必要です。
インビザラインで後悔しないために心がけることとは
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痛み
矯正治療は歯を動かすため、歯の周囲の歯根膜に炎症が起きます。どの装置でも個人差はありますが痛みがでます。 -
期間がかかる
歯並びの状態、目標や、マウスピースの交換頻度によって大きく変わります。装着時間が短いと次のステップに交換できないため期間がかかります。 -
治らない
無理な治療計画や装着時間やズレによっては治りません
まとめ
後悔しないためには、精密な検査や適切な診断で主治医と計画をたてる
メリットとデメリットをを理解したうえで、装着時間を守ることです。
なにか相談があれば、名古屋市名東区 本郷駅徒歩5分 しの歯科へ