こんにちは!
東山線本郷駅の近くに開業した しの歯科 です。
内覧会も無事終わり開業して一週間です。
たくさんの人が来院していただきありがとうございます。
引き続き、丁寧な説明と治療をこころがけて、ここちよい歯科医院を築いていきます。
本日のテーマはフッ素です。
『大人にもフッ素を』
「フッ素」と聞くと、
「子供の為のものかな?」
このように考える方が多いのではないでしょうか?
もちろん、「フッ素」は歯の質を強化するので、新しく歯が生えてきた子供達の虫歯予防にはとても効果的です。
でも、今回はそんな先入観を捨てて頂きます。
何故なら、年齢を重ねた大人にも、「フッ素」はしっかり効果を発揮してくれるからです。
では、大人にも「フッ素」が効果的な理由をお話します。
①二次齲蝕(治療した所に再び出来る虫歯)の予防のため
虫歯フリーの方もいらっしゃいますが、大人になると虫歯で修復した歯がある方は多いと思います。
治療が終わると、「もう大丈夫!」なんて思う方が多いと思いますが、実は治療した歯もお手入れ次第で再び虫歯になるのです。
詰め物と歯の間に虫歯菌が侵入して再び虫歯になることがあります。
この場合はより奥深くに進行してしまいます。
さらに、神経を抜いていると痛みが出ず気付かない間に進行してしまう事もあります。
このような二次齲蝕を防ぐ為にも、「フッ素」を取り入れる事は効果的なのです。
②根面齲蝕(露出した歯の根元に出来る虫歯)の予防のため
年齢を重ねた方から、「歯に物が詰まりやすい」「歯が長くなってきた」などと耳にする事が増えて来ると思います。
これは歯が変化したのではなく、歯茎が下がってしまって起こっているのです。
歯茎が下がる原因は様々ですが、今回注目したいのは、歯茎が下がる事によって見えてきた歯の根元です。
この根元の部分は上の部分とは作りが違います。
上の部分は硬いエナメル質で覆われていますが、根元はエナメル質で覆われておらず、柔らかい象牙質が剥き出しになっている事が多いのです。
この象牙質はエナメル質より酸に弱く、溶けやすいのが特徴です。
エナメル質はpH5.5で溶け始めるのに対し、象牙質はpH6.0~6.2とかなり中性に近い状態で溶け始めてしまいます。
つまり、虫歯になりやすいのです。
この根面齲蝕は30代から発症し、40代で急増、その後リスクが高まります。
さらに怖いのは、気付きにくく、進行しやすく、治療しにくく、歯を失うリスクが高い事です。
健康で長生きするために欠かせない歯。人生100年と言われる今だからこそ、健康な歯を守る為に、大人の方も毎日のセルフケアに「フッ素」を是非取り入れてみて下さいませ。
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