こんにちは!名東区で10月開業予定の、しの歯科の篠原です。
基礎工事も進み7月からは建て方で、いよいよ開業が迫ってきました 😆
コロナワクチンの接種率もジワジワ伸びてきて、今週は接種するお手伝いで県営小牧空港に行ってきます。
さて本郷駅周辺を歩いてみると、美容院の多さとおしゃれなお店の多さに驚きます。
ランチでは行列になってるお店を見かけます。
タイトルの話にもどしますと
妊婦の中には、妊娠期間中は歯科治療を受けられないと思っている人いませんか?
一般的な歯科治療に関して、妊娠中に行ってはいけない治療や時期はなく、妊娠時期によって考慮するポイントは異なるが、基本的に治療する事自体がには問題はありません。
治療しないことで、さらに症状が悪化する場合もあり適切な時期に適切な治療をすることが大切です。
X線撮影について
妊娠中の放射線被ばくにおける胎児への影響
- 受精後10日までの被ばくでは奇形発生率の上昇はない
- 受精後11日〜妊娠10週での被ばくによる奇形を誘発する可能性はあるが50mGy未満では発生率を上昇させない
- 妊娠9〜26週では中枢神経障害を起こす可能性があるが。100mGy未満では影響しない
①一般歯科医院でのX線撮影において被曝線量が基準を超えることはない
②防護服を着用していることからも
⇩
心配ありません
診療時期
妊娠初期(〜15週)
妊娠初期は、過度な緊張や長期間にわたる治療によるストレスで流産してしまう恐れがある。
そのため、抜歯や長時間の治療はさけて、症状の鎮静化のみ
妊娠中期(16週〜28週)
抜歯を含めた一般治療が行える時期
治療および口腔衛生指導が重要!
自身だけでなく生まれてくる子供への口腔ケアの指導も大切です。
妊娠後期(29週〜)
後期になると、成長し大きくなった胎児と羊水によって、気分が悪くなったり気絶することもあるので注意が必要
水平位で長時間の治療は避ける
妊娠中に起こりえる問題
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妊娠性歯肉炎
妊娠中は、女性ホルモンの分泌増加に伴って Prevotella intermedia と呼ばれる菌が増殖しやすくなり、食生活や生活習慣の変化、唾液の粘性が高まり歯肉炎から歯周炎にまで引き起こすリスクが高まります。
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妊娠性エプーリス
妊娠期に歯肉にできる良性腫瘍です。
妊娠性の場合は産後に小さくなるか消失するため、経過観察します。
歯石や口腔内のクリーニングすることで、炎症のコントロールが必要です。
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つわり
今までできていた歯磨き等の習慣が困難になることがある
・ブラッシングは体調のよい時間で行う
・匂いに敏感な時期は歯磨剤を使用しない
・ヘッドの小さい歯ブラシにかえる
・嘔吐後はこまめな含嗽
まとめ
今まで、虫歯になったことない!歯周病なんて問題ないと思ってる人も
妊娠中には、口腔内に様々な影響がでてくる可能性があります。
妊娠中つまり―1歳のころから口腔内の環境を整えて、少しでも不安を減らし
生まれてくる赤ちゃんとの出会いの準備をしましょう!
気になったら近くの歯医者にLet’s Go