こんにちは名古屋市名東区で9月開業予定のしの歯科 篠原です。
天気にも恵まれ、入学式のために歩いている親子をみかけると、その子たちが開業後に通いたくなるような歯科医院を目指しながら準備を進めております。
さて今回は歯科ホワイトニングでのお話です。
ホワイトニングとは?
ホワイトニングとはテレビやCMで歯が白くなる歯磨き粉や歯ブラシの情報が溢れているためよく耳にする言葉でしょう。
「白い歯」「きれいな歯」は、憧れです。気になる方も多いでしょう。
歯医者さんで相談してみよう!と思っていても実際歯医者さんに行くと、他の悩みがあって相談し忘れたり、ホワイトニングで相談をしに行ったのに虫歯の治療が優先と言われ、治療していくうちにホワイトニングする興味が薄れてそのままといったこともあるでしょう!
テレビや雑誌などでみる、人前に出ることの多い芸能人の歯はとても白くてきれいですね。このご時世コロナの影響でマスク生活で歯を見られる機会は減っているでしょうがこの際正しい知識を持ちましょう。一般的なオフィスホワイトニングをより効果的にすることで、芸能人レベルの白さを目指すことは充分に可能でしょう。ただし白くなる具合に個人差はあります。
当院ではオパールエッセンスのブーストを使用します。
歯に色が黄ばむ理由
歯の表面にはさまざまな成分が付着しています。
コーヒー・紅茶・お茶・赤ワイン・カレーに含まれる色素やタバコのヤニなどが原因として知られています。
この色素が歯の表面にある「ペリクル」に付着することによりステインとなって、やがて歯が黄色く見える「着色汚れ」となります。
他にも、年齢による変化や歯のエナメル質が磨り減ることにより中の象牙質が透けることで歯が黄色く見えます。
着色しやすい飲食物
コーヒー 紅茶 お茶類(全て) 赤ワイン 色の濃い飲料物 醤油 ソース
ケチャップ カレー キムチ イカ墨 牡蠣 にがり 果物(ぶどう、柑橘類)
緑黄野菜(ほうれん草、春菊、明日葉、青菜、ふきのとうなど)
着色しやすい習慣
- タバコ(禁煙してください)
- 漢方薬(煎じるタイプのもの)
- 色の濃い洗口剤や歯磨剤(成分表で「グルコン酸クロルヘキシジン」と「フッ化第一スズ」が配合されていないことを確認してください)
歯が白くなる方法
ブリーチング効果
ホワイトニング薬の成分として使われる過酸化尿素や過酸化水素は、着色汚れを透明に分解する効果があり、これにより歯の色調が明るくなり歯が白くなります。また、これらの成分は歯の中に含まれる色素も分解するため本来の歯の色自体も白くするブリーチング効果といいます。
マスキング効果
エナメル質表層の構造を変化を過酸化水素によって光の乱反射を起こして、エナメル質に対して曇りガラスのように白く見せる効果です。
ホワイトニングはこのような複雑なしくみにより歯を白く見せていきます。
ホワイトニングに禁忌症は無いの?
ホワイトニングは薬(過酸化水素や過酸化尿素)を使用するので口の中だけでなくからだに健康被害をもたらす恐れのある場合は禁忌症としています。
- 膠原病
- 無カタラーゼ血症(高原病)
- 喘息
- 光線アレルギー
- 妊産婦および授乳期間の女性
注意
- ホワイトニングは歯を白くする効果はありますが、治療して詰めた物やかぶせ物は変わりません。そのため色の違いが目立つようになることがあります。
- 個人によりその効果が異なりすべての方が改善される保証はありません。
- 効果の持続期間は生活習慣によって異なりますが、定期的なクリーニングでのメンテナンスが必要です。
- 治療により、知覚過敏、歯肉の熱感、粘膜の潰瘍、歯の痛みを生じることがあります。一時的なものです
- 処置後、歯の表面に白い点や帯が現れることがあります。これは歯にもともとあるものが、ホワイトニングにより協調されたものです。数日たつとまわりに馴染みますがそれでも気になる場合はご相談ください。