みなさんこんにちは😀
名東区の本郷駅、上社駅近くのしの歯科です。
4月に入り過ごしやすい季節がやってまいりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
それでは今回もみなさまに知っておいてもらいたい情報をお届けいたします。
今回のテーマは「糖尿病と歯周病の関係について」です。
このテーマを聞いて「ん…どういうことだろう❓」と思った方も多いと思います。
「糖尿病」と「歯周病」を結び付けて考えることはなかなか無いと思います。
しかし❗実はこの2つは、切っても切れない腐れ縁のように密に関係しているのです。
それではさっそく、この2つの密な関係を見ていきましょう。
まず、「糖尿病」とはどのような病気なのかというと…
血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)をコントロールするインスリンが上手く働かず、
血液中の血糖が高くなってしまう病気です。
高血糖が続くと、血管や神経の障害により様々な合併症を引き起こしてしまいます。
続いて、「歯周病」とはどの様な病気なのかというと…
お口の中の細菌が原因で、歯の周りの歯茎を腫れさせたり、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯周病菌も血管を通して全身に影響を及ぼすと言われています。
この2つの説明でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが…
そうなんです!
2つとも他の病気の引き金となる可能性があるのです!!
つまり、「糖尿病」は「歯周病」を「歯周病」は「糖尿病」を引き起こす可能性があるのです。
では、どのように「糖尿病」と「歯周病」が関わっているのか詳しく見ていきましょう。
「糖尿病」になると…
① 細菌を貪食する好中球の働きが低下し、免疫機能が低下する
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歯周病菌に感染しやすくなる❗
② タンパク質の代謝が変化する
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歯茎などの組織内のコラーゲン減少や性質の変化が起こり
歯茎などの弾力が失われ
歯周病によって破壊された組織の修復が弱くなる❗
③ お口の中が乾きやすくなる
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唾液の減少により、細菌が増えやすくなる❗
「歯周病」になると…
① 歯周病菌の作り出す内毒素によりサイトカイン(免疫を活性化するための物質)の産生が促進される
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血糖値を下げるインスリンの働きが阻害され、血糖値のコントロール機能が低下し、
血糖値がなかなか下がらなくなる❗
② 歯周病により歯の喪失リスクが高まる
⬇
しっかり噛めず、早食いになったり、軟らかいおうどんなどの炭水化物を好むようになり、
糖尿病治療で必要な食事の改善が難しくなる❗
このように、
「糖尿病」は「歯周病」の進行を促進し、改善を阻害する。
「歯周病」は「糖尿病」の進行を促進し、改善を阻害する。
という負のループを作り出してしまうのです。
ではどうしたらこの負のループから抜け出せるのでしょうか?
それには何よりも「血糖値のコントロール」が大切です!
それには「かかりつけ医での糖尿病治療」だけでなく、
「かかりつけ歯科医院での歯周病治療」を平行して行うことがおすすめです。
「歯周病治療をしたら血糖値が改善した」という患者さんもいらっしゃいます。
すでに糖尿病になってしまっている方も、これから糖尿病にならないように予防したい方も、
お口の中から出来る「血糖コントロール」始めてみてはいかがでしょうか?
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