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先日のブログで『酸蝕症』についてお話させて頂きましたが、今回は『酸蝕症』についてちょこっと真面目に詳しくお話させて頂きます。
『酸蝕症』とは酸によって歯が溶けてしまう症状であると前回お伝えしました。
今回は『酸蝕症』の主な症状、原因、対策をお話したいと思います。
最初に症状についてお話させて頂きます。
酸蝕症になると次の様な特徴が見られます。
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知覚過敏を起こして冷たいものがしみる。
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歯全体が丸みを帯びる。
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エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見えたりする。
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前歯の表面がすべすべして艶がある。
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前歯の先端部分が透けており、ヒビが入ったり、欠けたり、ざらついたりする。
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酸蝕により奥歯のすりへりが加速し、深い溝やへこみが見られる。
などがあります。
奥歯に金属の詰め物がある場合は周りの歯が溶けてしまい詰め物が外れやすくなる可能性も出てきてしまいます。
次に原因についてお話させて頂きます。
原因は大きく分けて2つあります。
①体内から口の中に酸が出てくることによる内因性のもの
②酸性食品が原因となる外因性のもの
内因性のものでは
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胃食道逆流症(GERD)
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アルコール依存症
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摂食障害(拒食症 過食症 嘔吐反芻癖)、つわりなどによる頻繁な嘔吐
などがあります。
胃酸(pH1~1.5)が口の中に逆流することによって歯が溶けやすくなります。
外因性のものでは
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酸性のサプリメントや薬剤の過剰摂取(ビタミン剤 アスピリンなど)
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黒酢やコーラなどの酸性食品の頻繁な摂取、だらだら飲み
などがあります。
その他にも、塩酸や硫酸、硝酸など酸性のガスが発生する工場で働く方、ワインの試飲をされるワインテスターの方にも見られます。
原因が分かったところで、
最後は皆さんが気になる対策についてお話させて頂きます。
対策
①酸性の飲食物を摂取した後はお水でお口をゆすぐ。
②酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない。
③寝る前には酸性の飲食物の摂取を控える。
就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口の中のpHが中性に戻りにくくなります。
特にイビキをかきやすい方はお口が渇きやすいので要注意です。
④酸性の飲食物を多量に摂取した直後には歯磨きをしない。
意外かもしれませんが、酸性の飲食物を多量に摂取した直後は
エナメル質が軟らかくなっているため、30分程度あけたり、お口をゆすいだりしてから磨くとよいです。
30分の間に無糖のガムを噛むことにより唾液を出してお口の中のpHを中性に戻すのもよいですね。
このような対策がおすすめです。
酸蝕症は内因性のもの、外因性のもの、どちらもすぐに改善することが難しいものも多いです。
完全に排除出来ないからといって、無理だと諦めず、出来る事から少しづつ、上手く付き合って行けると良いですね!
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