名古屋市名東区の歯医者 しの歯科によるブログ

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虫歯にはなぜなるの?対策はどうしたらいいの?

  • 歯の悩み

こんにちは!の歯科 篠原です!
9月に開業予定で準備を進めておりましたが、工期の遅れより10月に開業と変更になりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
早く皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

さて今日は虫歯について!

歯の原因

むし歯は「細菌(ミュータンス菌)」「歯の質」「糖質(特に砂糖)」の3つの要素が重なったとき、時間の経過とともに発生します。3つの要素のうち、1つの要素だけでむし歯が発生することはありません。
歯磨きを忘れたり、磨き残しや間食が多いと、お口の中は酸性に傾いたままの状態なるので、そのまま時間がたつと虫歯になるリスクが高まります。

食事・間食と虫歯の関係

食事や間食をとると、ミュータンス菌は食べ物に含まれる糖質を分解し酸をつくります。

するとプラークは酸性に傾きます。

歯のエナメル質はpH5.5(臨界pH)以下になると成分が溶け出し、むし歯になりやすい状態になります。しかし、唾液のはたらきによって、30~60分かけて元の状態に戻りますが、食事や間食をとるたびに歯の表面は酸にさらされてしまいます。

歯予防のポイント

こどものころは、乳歯の萌出から永久歯の生えかわりなど年齢によって口のなかの状態が大きく変化する時期にあるので注意が必要です。「生えかわるからいいや」ではなく、同じ口の中のため他の永久歯にも影響してしまいます。

こどものむし歯予防には、成長に応じたハミガキフッ素の利用食生活習慣に注意してむし歯を予防しましょう!

 

シリトールとは

糖アルコールの一種で天然の代用甘味料です

WHO( 世界保健機構 )にも認められていてとても安全な甘味料といえます。

甘味料で、糖度は砂糖と変わらないのに虫歯予防の効果があると言われています

それはなぜでしょう?

砂糖の場合、糖をミュータンス菌(虫歯菌)が分解し発酵させて酸を作りその酸によって歯が溶かされて虫歯になってしまいます。

一方でキシリトールの場合は、ミュータンス菌によって発酵せず、酸が発生しません。さらにミュータンス菌は菌体内にキシリトールを取り込むことでエネルギーを消耗して活性が弱まり、長期的にキシリトールを使用することでミュータンス菌の繁殖が弱まって砂糖からも酸を生産できなくなります。

さらに私たちの口の中では毎日、食事などにより発生した酸を唾液の働きによって中和し、溶けたエナメル質を元の健康な状態に戻す 再石灰化 という現象が起こっています。

しかし酸の発生する量と回数が増えると再石灰化が追いつかずに虫歯になってしまうのです。
( 唾液の働きは人によって様々で分泌がよい人や酸を中和する能力の高い人もいれば、そうでない人もいます)

しかし、キシリトールは唾液の分泌を刺激し中和を促進させます。そして唾液中のカルシウムがエナメル質と結び付く再石灰化を活発にするのです。

ここまでキシリトールが虫歯予防に効果があると説明してきましたが、摂取すれば虫歯が治るわけでも、ならないわけでもありません

まとめ

一番大切なの毎日のブラッシング食習慣などです。

これらをしっかりと行った上で、効果的に摂取して健康な歯を手に入れましょう!

 

 

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